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まだまだ暑さが続きますが、朝晩は少し涼しくなり、食欲の秋を迎えました。おいしく食事を楽しむためには、口腔内の健康が重要です。今回は、摂食嚥下と口腔機能低下症についてお伝えします。
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1. 口腔機能低下症とは
口腔機能低下症とは、噛む力や飲み込む力など、お口の中の機能が低下することを指します。特に高齢者の方や、食事時にむせることが増えた方に多く見られます。
2. 口腔機能低下症の診断基準
口腔機能低下症は、以下の7つの項目のうち3つ以上の低下が認められた場合に診断されます。
1. 口腔不潔 – お口の中が清潔に保たれていない状態。
2. 口腔乾燥 – 唾液の分泌が減少し、お口の中が乾燥する状態。
3. 咬合力低下 – 噛む力が弱まっている。
4. 舌口唇運動機能低下 – 舌や唇の動きが悪くなる。
5. 低舌圧 – 舌の力が低下。
6. 咀嚼機能低下 – 食べ物を十分に噛めない。
7. 嚥下機能低下 – 飲み込む力が低下している。
3. 口腔機能低下症のリスク
口腔機能の低下が進行すると、誤嚥性肺炎のリスクが高まります。特に、食事中のむせや飲み込みの困難さを感じている方は、早期にリハビリを始めることが重要です。
4. 口腔機能を改善するためのリハビリ
口腔機能を改善するためには、口腔体操などのリハビリが効果的です。食事前に行う体操は、噛む力や飲み込む力を高めるだけでなく、誤嚥性肺炎の予防にも役立ちます。
5. まとめ
口腔機能低下症は、早期発見とリハビリによって改善できる可能性があります。口腔内を清潔に保ち、適切なケアを行うことで、おいしく食事を楽しみましょう。
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