親知らずの初期症状とは?
受診の目安と抜歯・経過観察の考え方
親知らずの初期症状とは?
親知らず(智歯)は、10代後半から20代にかけて一番奥に生えてくる永久歯です。生え始めやトラブルの初期には、次のような症状が出ることがあります。
一番奥の歯ぐきがむずむずする、押されるような違和感がある
奥歯の歯ぐきが時々腫れる、噛むと軽く痛む
歯みがきのときに奥から出血する、においが気になる
疲れたときや体調を崩したときに、同じ場所が繰り返し腫れる
現代人はあごが小さくなっている傾向があり、親知らずがまっすぐ生えるスペースが足りないことが少なくありません。横向きや斜めに生えたり、歯ぐきに一部埋まったままになったりすると、歯ブラシが届かず、むし歯や歯ぐきの炎症(智歯周囲炎)を起こしやすくなります。初期症状は数日で落ち着くことも多いのですが、原因が残っている限り再発しやすいのが特徴です。

奥の歯ぐきの違和感や繰り返す腫れは「親知らず」が原因の場合があります

奥の歯ぐきのむずむず・腫れ・出血・繰り返す症状のチェックリスト

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奥の歯ぐきの違和感や繰り返す腫れは「親知らず」が原因の場合があります
放置しないほうがよいサイン
初期症状に加えて、次の項目にあてはまる方は、早めに検査を受けておくことをおすすめします。
腫れや痛みを2回以上繰り返している
親知らずが横向き・斜めに生えていると言われたことがある
口が開けにくい、飲み込むときにのどの奥が痛む
頬やあごの外側まで腫れがひろがったことがある
妊活中・妊娠を考えている
留学・就職などで今後まとまった治療時間が取りにくくなる予定がある
とくに妊娠中は、レントゲン撮影やお薬の使用、抜歯などの処置に制限があるうえ、ホルモンバランスの変化で歯ぐきが腫れやすく、親知らずの炎症が悪化しやすい時期です。妊活中の方は、妊娠前に検査を受け、必要があれば抜歯を済ませておくと安心です(当院は神戸市妊婦歯科健診の実施医療機関です)。
症状がない場合でも、レントゲンやCTで位置と状態を確認しておくと、「抜くべきか、経過観察でよいか」の判断ができます。
親知らずは必ず抜くわけではありません
親知らずは、必ず抜歯が必要なわけではありません。
まっすぐ生えて清掃ができている場合や、あごの骨の中に完全に埋まっていて症状がない場合など、検査のうえで経過観察となることもあります。一方で、横向き・斜めに生えていたり、一部だけ露出していたりして清掃しにくい状態では、智歯周囲炎やむし歯につながることがあるため、抜歯をおすすめする場合があります。
抜歯が必要と判断された場合、抜歯後は2〜3日をピークに腫れや痛みが出ることがあり、落ち着くまでに1週間ほどかかることもあります。学校や部活動、お仕事をお休みしにくい方は、夏休みなど予定に余裕のある時期に検査・ご相談から始めておくと、その後の計画が立てやすくなります。
室井歯科医院では、口腔外科専門医が在籍し、必要に応じて歯科用CTで神経や血管との位置関係を確認したうえで、抜歯の要否も含めてご説明します。骨に埋まった難しい症例や、治療への不安が強い方への静脈内鎮静法にも院内で対応できる体制を整えています。
※症例により大学病院等をご紹介する場合があります。
まずは検査とご相談から
抜くかどうか決めていなくても、まずはレントゲンやCTで位置と状態を確認するところから始められます。抜歯の要否は、検査の結果をもとにご説明したうえで、ご一緒に決めていきます。
夏休みなどご予定に余裕のある時期は、検査から治療までを落ち着いて進めやすいタイミングです。
医療法人社団誠倫会 室井歯科医院
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